8/16にいきものチームで行った「生物多様性いきものがたり2」、冨田貴史さんと坂田昌子さんに愛知ターゲットをダイジェストで噛み砕いて教えて頂きました。とても分かりやすく、また、知って損無し!ふがふが興奮の時間でございました。途中いきものチームの牧ちゃんと、「や〜興奮するね〜」と何度もささやいていました。冨田さんがお話しながらメモった内容をここに載せておきます。次回寺子屋は11/9です。次は具体的に自分たちでできることなども話し合っていけたらいいなと思います。興味のある方、本当に面白いです、是非お越し下さい。また、この回の記録をDVDで撮っています。近々来れなかった方達のために、来たかたにもおさらいの為に、ソンベカフェにて上映会予定しています。日時決まりましたらまたホームページにアップします。
以下メモ(冨田さんによる)
8月16日 大人の寺子屋2~生物多様性いきもの語り~ 於:一花屋
第一部で坂田さんと僕で話した内容の中でいくつかのポイントをメモってみました。
イベントの復習に使ってください。
これから二部が始まります。
二部は、ひとりひとりの「やっていること」「やりたいこと」「こういう暮らしがしたい」という声を聞く時間です。
■COP10で決められた愛知ターゲット
COP10会期中は、政府関係者だけでなく各国のNPO・NGO・市民が積極的に関わって、話し合いの内容や各国の意見に影響を与えるような動きをしていた。
日本では、ここが弱い。政府や関係企業を批判するだけで、一緒に関わるチャンス、関わるべきチャンスを逃してきていることが、今の状況を招いてる。
COP10の中で決めれらた愛知ターゲットは、みなで決められた目標。
世界中の国々が違う言語、違う法律の中で生きているので、これ以上踏み込んだ制約や法律を国際的に作ることは難しい。
だからこそ、決まった目標を、自分たちの手で理解して、噛み砕いて、実践していくことが大事。
目標を目標で終わらせないためには、私たちが関わっていくことが大事。
それを個人や地域の力で進めていくことが大事。
大事なのはやはり地域。
■戦略目標Aについての関連事項
・Cepa
communication
education
public awareness
現在、日本人の60%が生物多様性という言葉を知らない。
・生物多様性保全活動促進法案
市民から地方自治体に生物多様性を守るためのプロジェクトを提案できる。
※提案されたら自治体は無下に断れない。
※断る際には明確な説明がいる。
※予算がおりる。
※愛知ターゲット2と連動している法案。
※法案を通すために、市民と国会議員との議論が活発に行われてきた。
※農水省、国交省、環境省との連携。彼らを批判するだけでなく、関わりながら自分たちの意思を通していく。
■目標3について
どのような事業が「生物多様性を脅かすもの」なのか。
どのような事業が「生物多様性を保全するもの」なのか。
その判別は誰がするのか。
例:脱原発として「自然エネルギーを導入する工事には環境アセスがいらない」という方向に進んでいる。
自然エネルギーを導入する事業はOKではない。
脱原発を「原発ではなく自然エネルギー」という技術の話にしてはいけない。進め方についても見ていく必要がある。
■目標4について
企業、ビジネスを巻き込む。
たとえばEU圏内では資生堂は動物実験をしている化粧品を販売していない。日本では依然として動物実験をしている商品を販売し続けている。
世界の中では「この目標は達成可能」という雰囲気があるが、日本ではない。
買う側の意識を変えていくには。
・TEEB(仮訳が出たばかり)
「このまま生物多様性を破壊する経済活動を続けると世界は滅ぶ」という内容の文書。
現在、この内容に関連する会議が各地、各界で行われている。
・地球いきもの委員会
最近日本で作られた委員会。
経団連も入っている。
誰か不適任と思われる構成員をメンバーから下ろしたりするよりも、同じテーブルの上で議論をしていくこと、その議論を公表していくことが大事。
■目標13について
多様な種を守る。
富山県には50種の在来種の稲があるが、今の日本列島ではコシヒカリやササニシキなど少ない種に偏っている。
三浦大根、滝野川ごぼうなど、地域に特有の環境にあった多様な種が存在できること。
消費者としても、生産者としても、かかわれることがある。
■目標14について
COP10では先住民の権利についての議論が活発に行われたが、愛知ターゲットに盛り込むのが難しかった。
と同時に、このテーマは生物多様性保全と重要な関係がある。先住民という概念の中には「年長者の知恵」「伝統的な文化」なども含まれる。
たとえば竹を生活に利用する文化が竹やぶと森のバランスをとってきた。そのような文化がなくなることが生態系のバランスが崩れることにつながっている。
たとえばアマゾンの森の中で現地のメディスンマンが保ってきた知恵を各国の製薬会社が盗んでいる。
また、彼らの先住民としての生活の権利が失われることで、先住民の知恵が失われている。
そこをどう取り戻していくのか。